2004-11-15

パレスチナ建国

米大統領は、4年以内にパレスチナ建国を実現する、と言った。そして、可能だと思う、とまで付け加えた。

この「可能だと思う」という自信に満ちた言葉がひっかかる。
そりゃあ、無理やりなら、可能だろうよ。

想像をしてみる。

最良のパターン。
今度のパレスチナ自治政府の議長選で、イスラエルとの対話に積極的な人が当選し、1年の半分以上をそれに費やす。
そして、あとの半分は、過激派も含め、パレスチナ人に話しかけ、自爆攻撃をやめさせることに費やす。
同時に、イスラエルも、パレスチナに対する軍事攻撃をストップ。パレスチナ領域内にある入植地は全て撤退。
国際社会がパレスチナに対するイメージをごろっと変え、聖地エルサレムを首都とした建国を祝福。
パレスチナ難民が帰還することも認められる。
何とも素晴らしいことだ。

最悪のパターン。
イスラエルに「テロリスト」と烙印を押されたパレスチナだから、「対テロ戦争」の名目の下、パレスチナに対する軍事行動が激化する。
そして、占領下のもと、一応パレスチナ国家は建国される。
しかし、パレスチナ人の自爆攻撃はさらに増える。
そして、またイスラエルは報復する。
そして、、、考えたくない。

何が最良か、何が最悪か、って個人の尺度によるから、実は後者が最良だと思う人もいるんだろうな。

ただ、問題は山積みで、もし本当に4年間で実現するとしたら、あらゆる問題を未解決のまま、無理やりの建国になるだろう。
パレスチナ難民の帰還権、シオニズムに基づいたあらゆるイスラエルの行動、聖地エルサレム、エトセトラ。

何か嫌な予感がする・・・。

詰まるところ、パレスチナとイスラエルの2国家共存路線に限界があると思うのですが・・・。
(次回へつづく)

Posted by maricom at 2004-11-15 | コメント(0) | Trackback(0) |パレスチナ・イスラエル



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